私の名前の巨志は、亡き父が命名したのですが、子供の頃は「たかゆき」と呼んだ。漢和辞典で調べると、そのような呼び方もできることが分かる。
小学校入学以来、誰も呼んでくれないので大変嫌だった。高校に入学してから、自ら「キョシ」と音読みで名乗るようになった。
最近の子供たちは、当て字のような呼び名の子が大変多いがやめた方が良いと思う。親の自己満足・見栄に過ぎない。世の有名人に難読の名前の人がいますか?と問うたい。
タカハシキョシと名乗るようになってから、希ではあるが、明治から昭和に活躍した高名な俳人・小説家の高浜虚子(タカハマキョシ)と比べて、発音が「シとマで大違い」とからかう人が現れた。
大きなお世話である。迷惑である。勝手に付けられたのだから。また教職の辞令をもらったとき、「二種類の呼び名では給与を支払えないかも」と脅されて、裁判所に呼び名変更の手続きに行ったのです。
名前は絶対読みやすいのがよい。命名する人は、雅号や芸名と勘違いしない方がよい。付けられた人が生きていく上で悩まないためにも。