
この作品は舞妓さん方を描いた一番大きい作品になります。群像表現が好きな自分としては、いつか描いてみようと思っていた作品でもあります。
宮川町の舞妓(千賀明さん)、芸妓(とし輝さん、千賀福さん)の背景に京都の名所、行事などを並べて描き、京都を称えました。
左から伏見稲荷大社の有名な千本鳥居とそこに祀られている狐の石像。
中央には鹿苑寺の金閣。また天竜寺、妙心寺、相国寺…などの天井に描かれている仏教の守護神である龍。
右には京都三大祭りの一つ祇園祭の山鉾。その左隣の赤色の六芒星は、平安時代の陰陽師安倍晴明の神社の社紋です。
右下の丸い石臼のようなものは龍安寺の手水鉢(ちょうずばち)、禅(宗)の格言「吾唯足知」(われ ただ たるを しる)と彫られています。
それぞれがいわれのある興味深い文化財・宝物です。京都にはこのようなものが数多く存在している。